お知らせ
新曲「おてつだいロボットAIさん」を公開しました!
2025.12.06

ししょまろはんは、2025年10月23日にYoutubeで「おてつだいロボットAIさん」を公開しました!
★ 「おてつだいロボットAIさん」はどんな歌?
「おてつだいロボットAIさん」は、ししょまろはんオリジナルの情報リテラシー教育ソングです。
急速に進化するAI時代を生きる子どもたちが、「情報を批判的に吟味し、自らの判断で真偽を確かめる力」を楽しみながら身につけられるようにという願いを込めています。
★ 「おてつだいロボットAIさん」のテーマとなるキーワードは?
・AIの利便性・仕組み(LLM/大規模言語モデル)と限界の理解
・批判的思考力(クリティカル・シンキング)の育成
・情報源の確認と信頼性評価の習慣化
・主体的な判断力と探求心の育成
★ この歌を作った背景は?
ししょまろはんは、2016年に「オープンデータのうた」を発表しました。
この歌をLODチャレンジ2016に応募したところ、審査員から「歌という新しい形の作品」「オープンデータの意義を伝える内容」「Linked Open Dataの推進に大きく寄与する作品」(LODチャレンジ2016審査講評)と高く評価され、LODプロモーション賞を受賞しました。
また、「オープンデータのうた」は大学の「図書館技術論」の講義での使用実績もあります。
LODチャレンジという普及啓発の文脈で作った歌が、大学の講義という教育の文脈で使用されたことに大きな可能性を感じ、「未来のために、歌という形でもっと社会に貢献ができないか?」と考えました。
★ どうしてAIをテーマにしたの?
近年、急速にAI技術が発展しています。それに伴い、
「AIが生成した情報を信じて、存在しない書籍を図書館に探しにくる来館者がいる」
「学校の調べ学習でGoogle検索について教えようとしても、最初に『AIによる概要』が出てくるようになったので、まずはAIについて教育する必要がある」
「テクノロジーの進化に学校教育のカリキュラムが追いついていない」
といった声が聞かれるようになりました。
これからの図書館は、今まで以上に「情報リテラシーを教育する場」や「社会的な対話の場」になっていく必要があるのではないか? と考え、AIをテーマにした楽曲を制作し、初等教育向け・高等教育向けの「学びのヒント」を添えました。
★ 曲にはどんな工夫があるの?
楽曲は「演奏・歌唱しやすいこと」を第一にハ長調で作曲しました。
メロディーの音域はあまり広くならないように、真ん中のドより一音低いシから高いドまでのほぼ1オクターブに抑えました。
コードも主に「C」や「G」や「Am」など基本的なものを用いながら、単調になりすぎよう間奏に「FM7」、「ほんとなの?」の歌詞では問いかける雰囲気を出すために「A7」を用いるなどの工夫をしています。
サビで繰り返される「それほんと?」の部分は、この曲の根幹である「批判的思考」を表現しているので、あえてレからシへ上がる6度の跳躍を用い、印象に残りやすいようにと考えました。
★ 歌詞
「おてつだいロボットAIさん」
おてつだいロボットAIさん
ぼくがきいたら こたえてくれる
せかいじゅうのはなし たくさんしってる
まちがいのはなしも うそのはなしも
だからね ぜんぶはしんじちゃいけない
「それほんと?」って おもうこと
それが ぼくの たからもの
「ほかのひとにも たずねてみるね!」
どうしてAI おへんじできる?
ことばのパズルが とくいだからね
「ゾウは」ときたら 「はながながい」?
それらしいのが わかるだけ
だからね そのままうつしちゃいけない
「それほんと?」っておもうこと
それがわたしの たからもの
「ほかのほんでも しらべてみるね!」
「だれがいったの?」「いつ?」「どこで?」
「だれにむかって?」「ほんとなの?」
けっきょく さいごにきめるのは
わたしのあたまで ぼくのこころ!
だからね まるごとまかせちゃいけない
「それほんと?」っておもうこと
それが みんなのたからもの
「じぶんでほんとを みつけにいくね!」
★ 学びのヒント(初等教育向け)
◎「おもいだしてみよう かんがえてみよう」
・いままで「AI(エーアイ)」ということばを みたり きいたりしたことが ありますか? それは どこでですか?
・AIは、どんなことが できるものだと おもいますか?
・あなたや おうちのひとが 「しらべもの」を するときに、AIを つかったことが ありますか? それは どんなときでしたか?
◎「やってみよう」
1、まず、なにかひとつ「しつもん」を かんがえましょう。
2、AIに そのしつもんをして、こたえを きいてみましょう。
3、AIの こたえが 「ほんとうかどうか」を たしかめるほうほうを かんがえてみましょう。
◎「はなしあってみよう」
・どうして AIは まちがえることが あるのでしょうか?
・AIがいったことに「それほんと?」って おもったら、どうすればいいでしょうか?
・「ひとにたずねる」ことと、「としょかんなどのほんでしらべる」ことは、どのようなちがいが ありますか?
・AIを うまくつかうために だいじなことは、どんなことだと おもいますか?
★ 学びのヒント(高等教育向け)
・この歌詞のテーマについて、「クリティカル・シンキング」「情報源」「主体性」の3つのキーワードをすべて用いて説明してください。
・AIが生成する情報にはどのような限界があると考えられるか、具体例を1つ以上あげて説明してください。
・あなたは学校のレポートや論文を書く場面で、生成AIを使いますか? A「生成AIを活用する」B「生成AIを使わない」どちらの立場をとるかを冒頭で明示し、その理由についてあなた自身の考えを述べてください。ただし、Aを選んだ場合は「どのように」活用するのか、Bを選んだ場合は「なぜ」使わないのかを明確にすること。
★ 楽譜


★ クレジット
作詞・作曲・編曲・動画制作:さちまろ(ししょまろはん)
さちまろ:ししょまろはん大阪支部メンバー。図書館司書資格・保育士資格保有。Linked Open Data チャレンジ2016プロモーション賞受賞「オープンデータのうた」作詞作曲。最近は子育てをしながら「複雑な概念を誰もが分かりやすい歌にする」手法について探求中。
動画使用フォント:BIZ UDゴシック BIZ UD明朝
★ ライセンス
Creative Commons 表示-非営利-継承 4.0 国際 (CC BY-NC-SA 4.0)
学校図書館などでの実践報告や「歌ってみた」動画など大歓迎です!




