お知らせ

「本に出てくる図書館のデータ」公開!

2023.09.28

【お知らせ】
ししょまろはんのオープンデータ
「本に出てくる図書館のデータ」
をCC-BYで公開しました!
http://linkdata.org/work/rdf1s10049i

ん?ししょまろはんにこんなオープンデータあったっけ?……と気づいた方いらっしゃいますでしょうか。
そう、このデータ、なんと本日初公開、できたてほやほや新規データセットです!

小説やマンガ、エッセイなどの本の中に登場する図書館のデータです。
館種や位置情報、利用した図書館サービスや図書館内での利用行動(貸出・返却、閲覧、レファレンス、読書、自習…)などの情報を入れました。
また、国立国会図書館の提供するオープンデータ、「図書館及び関連組織のための国際標準識別子(ISIL)」試行版LODのURIも付与しております。

今回、公開したのは18件のデータです。
京都・岡崎にある某図書館のデータが多いですが、大阪や名古屋、東京の図書館も登録しています。
また今後、実在が特定できない図書館や架空の図書館(異世界の図書館?)なども登録していきたいと思いますが、まだもうちょっと調整・相談が必要となりそうです。
あの本この本に出てくる図書館がいっぱいあるのですが、しばらくは、実在が確認できる図書館から入れていきます。
例えば、京都にある国際マンガミュージアムは、いろんな本に出てきているのがすでに確認できていますが、このデータに入れていいかどうか(一応、館種に「類縁機関」も用意してはいますが)……そういったことも要検討です。

そして、私たちがそうであるように、全国の図書館で働く皆さんは、「自分たちの図書館」が出てくる本に敏感なのではないでしょうか?
あの本にうちとこの図書館出てきたよ、図書館の描写がリアルで詳しかったよ、……そういった情報を教えてもらえるような仕組みもいずれ用意したいと思っています。

実はこのデータ案は、ずいぶん前から構想していたものでした。
それこそ初期のミーティング記録にもありました。
どんなデータにしよう、とたびたび話題にはしていましたが、最終段階まで進まず、温め続けていました(「とりあえず、やってみよう!」のししょまろはんなのに)。
それが、興味をもったメンバーがいて、今年はせっかくししょまろはん10周年だし、この勢いで公開しよう!となりました。

今後、少しずつブラッシュアップしつつ、更新してデータを充実させていきますので、どうぞよろしくお付き合いください。